ご訪問いただき誠にありがとうございます。
この10年間、シラスウナギの漁獲量が減少傾向にあります。特に最近3年間の少なさは異常ですし、とりわけ今年の激減は、種の存続の危機ではないかと考え させられるほどです。このような事態をうけ、すでに昨年度からウナギの資源保護のため9月以降の成魚の捕獲を禁止した漁業組合や河川もあります。今後、都 府県レベルでも禁漁期間を設ける動きが進むはずです。
うな研として、こうした公的な資源保護の動きを注意深く見まもり、新たに定められ た規則を遵守していくのは当然ですが、資源保護に対してより積極的でありたいという思いから、有志メンバーで「うな研として今できることは何か」「趣味の ウナギ釣り師として意識すべきことは何なのか」を話し合いました。もちろんメンバー個々の考え方には多少の温度差がありましたが、生きものの命で遊ぶ釣り 師として、自らの意識を見つめなおす機会にもなりました。
発足以来、うな研が主催してきた全国ウナギ釣り大会には、型の部・数の部・総 合の部の3部門がありますが、今回の話し合いにより、当面の自主規制として「数の部の休止」と「エントリーサイズの引き上げ(50cm→60cm)」を決 めました。今後も、公的な規制の動きに注意しながら自主規制の形を柔軟に変えて行こうと考えています。
また、今回の話し合いでは「ウナ ギ釣り師として、大学などが行う研究に貢献できる道があれば協力したい」という意見も複数ありました。我々うな研メンバーは全国各地にいますし、夜な夜な 釣行を繰り返していますので、フィールドワークでは研究機関を上回る部分もあるはずです。この強みを活かすチャンスがあれば積極的に動きたいと考えていま す。
平成24年3月 鰻釣り研究所